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生活とか適当に

カメラ1

 小学生の時に親が使っていた35mmフィルムのMamiya 135EFというカメラに興味を抱きました。

 

 当時、フィルムに加えて現像、プリント代が必要なフィルムカメラは学生には敷居が高すぎました。暫く経った中学生の頃、同級生に比べて少なめなお年玉を使いなんとか購入したのが、APSフィルムを利用するKONICAのパンフォーカスコンパクトカメラでした(モデル不明)。

 頑張って購入したカメラでしたが、撮影対象が当時飼っていたインコ程度しか思いつかなく、中学生のお小遣いではフィルムは購入できても現像、プリントまではお金が回らない状態になり、未現像のフィルムを10本ほど作っていつの間にか撮影しなくなりました。

 

 高校生では試験に失敗し、実家の近くの入りたかった本命高校を横目に底辺工業高校に通っていました。私立だけありバイトは自由でしたので、近くのスーパーでアルバイトを1年位やりました。当時のお小遣いが5,000円とかですから、それに比べて初給料で手に入れた約6万という金額は金銭感覚を麻痺させるのに十分な額で、たった2日で使いきったりしました。

 

 当時はカシオのあの有名なQV-10を発売した時期で、まだまだお手軽に楽しめる代物ではありませんでした。しかし3ヶ月だけ所属していたサークルの合宿で同級生がなんとQV-10を所有しており、そのお手軽さに感動したのを覚えています。ただ、カメラ熱は既に冷め切っており、他の趣味に没頭していたこと、カメラ本体その他付属品もまだまだ高く性能も低かったこともあってカメラを購入するには至りませんでした。

 

 その数年後、底辺工業高校から底辺工業大学へなんとか進学することができました(底辺にも底辺なりの苦労がある…)。サークルに入りながらも人見知りな性格が災いし一人でプラプラすることが多かったのですが、たまにあるサークルのイベントで写真を残しておきたいなぁと感じて購入したのがカシオのQV-R4です。

 このQV-R4は今でも覚えているくらいデザインが気に入ったカメラでした。使い心地もかなり快適だった記憶があります。この頃になると画素数も400万と、パソコンで鑑賞するには十分になってきており、モニターやL版での鑑賞しかしない一般人にはフィルムカメラに置き換われるほどの性能を持っていると感じていました。

 QV-R4を所有したことによって何かあれば写真を撮るようにはなりましたが、まだまだ趣味としてのめり込むほどではありませんでした。

 

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QV-R4にて