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生活とか適当に

フォーサーズの望遠レンズ

 昨年の11月にフォーサーズのF2.8通しズームレンズの最高峰、90-250mmを購入しました。フルサイズに換算すれば180-500mmでF2.8通しの超弩級レンズで、そんなレンズはシグマの200万するあのレンズしかありません。

 

 フォーサーズ全盛期ではこのレンズも60万以上したようですが、悲しいかなフォーサーズは衰退の一途を辿り、もはやオワコンで中古は激しい値下がり…。そんな規格のレンズを集めている私は相当物好きだと思います。今後数年でオリンパスも修理受付を打ち切るでしょうし、昔のMFオンリーのレンズと違って電子制御のレンズの寿命はどう考えても相当短いはず。早ければ10年も立たないうちに故障で使えなくなりそうで、そうなったら大変悲しい(十分高かったし)。

 

(ちなみに気合が入らないときはGM1Sにパナ12-35F2.8とGM5にパナ35-100F2.8のコンビです。小ささが正義の時もある)

 

 そんな状態なのは十分理解しつつ、結局あの後300mmF2.8と7-14mmのSHGレンズも買い足して、ついでにE-M1 MarkⅡも買いました。なんか安い軽自動車の新車1台分くらい使っちゃった気もしますが、早ければ今年入籍するので最後の散財ですね。色々事情もあり試算するとお小遣い制で月1万しか貰えない。レンズどころかボディも5年位は買えないですね。オリの12-100とか300F4とかパナの8-18とか欲しいけどもっと無理。

 

 やっぱりこのクソ高いシステムが10年くらいで修理受付終了となり、壊れて使えなくなったら納得出来ないだろうな。でもまぁもう買ったし使い倒すしかないんですけどね。願わくはSHGレンズ群だけでも10年位修理対応して欲しいなぁ…。部品の在庫次第だろうけど。

 

 ところで最近150F2と300F2.8と90-250F2.8を同時に持ち出して比較しています。まだ半年しか所有してないし、画角とサイズが常軌を逸しているのでそんなに持ち出し頻度高くないけど。ちなみにこの3本は速射ストラップを利用して三脚なしで運用してます。

 

 □ ZUIKO DIGITAL 150mm F2.0

 ボディ混み2キロくらいか。コンパクトじゃないけど運用は余裕。でもこれぶら下げて公園歩くとおじさんに声をかけられるくらいはでかい。

 E-M1でもE-M1mk2でもどちらでも快適に使える。開放でも凄く解像するしコントラストの落ち込みも感じられない。換算300mmなのでまぁまぁ使いやすい。AFも一番良く決まる。所有しているレンズの中でベスト5に入る位好きなレンズ。1番は大ズミかなぁ…。

 

□ ZUIKO DIGITAL 90-250mm F2.8

 意外と三脚無しでも運用できる。ボディ混みで4キロくらいか。構えて撮影するのは15秒が限界。いくらカメラが趣味でも、写真撮影を行うことが一般的な場所じゃないと持ち運びは無理。

 明らかにE-M1mk2の方が使いやすいけど、E-M1でもそれほど不満がない。開放だと結構モヤッとする(条件によっては気にならない場合もある)。1段絞るとテレ端の換算500mmでも信じられない写り方をすることがある。でも流石に上記150や下記300の単焦点組には逆立ちしても勝てない。あとボケがうるさいと感じた。SSはE-M1mk2だとテレ端で最低速で1/250になるけどなんか足りてない気がする。フォーカスが理想の位置に来ないことがしばしば。光量不足の影響がモロにある(感度は高くないのにコントラストも解像感もないスッカスカの写真が出てくる時がある)。正直晴れた日か薄曇りでしか使いたくない。当たり前だけどパナの100-300やオリの50-200にEC14よりは良い。

 ズームリングは予想より軽くて、手持ちで手のひらで支えた状態でも指先だけで回せました(個体差あると思いますが)。なんだかんだいってズームは便利。

 

□ ZUIKO DIGITAL 300mm F2.8

 一番重く感じる。重心のせいか?でもまぁ辛いけど手持ちで大丈夫です。大きさは90-250と同じ。

 E-M1だとピンぼけ量産しました(なんで?)。それ以来mk2でしか使っていません。画質は開放でもびっくりする。絞ったら神。SSは90-250と同じように最低速で1/250になってから感度が上がってくるけどもう少し早くても…。90-250と同じように来て欲しい所にフォーカスが来ないことがそこそこある。150と比べたら…、正直150の方が好きな写りするんだよなぁ。でも単焦点換算600mmでF2.8ですからね、150の換算300じゃ足りない場合は結構あるし、薄暗い森の中では撮影した時90-250との差が圧倒出来です。

 

 90-250と300は…なんというかフォーカスの解像度?モーターのピッチが荒くて、フォーカス合ってないよね?っていう写真を結構吐き出します。腕がヘボい?正直よくわからず。

  

適当に時間が合ったら7-14と14-35と35-100の感想も書きたいと思います。

カメラ1

 小学生の時に親が使っていた35mmフィルムのMamiya 135EFというカメラに興味を抱きました。

 

 当時、フィルムに加えて現像、プリント代が必要なフィルムカメラは学生には敷居が高すぎました。暫く経った中学生の頃、同級生に比べて少なめなお年玉を使いなんとか購入したのが、APSフィルムを利用するKONICAのパンフォーカスコンパクトカメラでした(モデル不明)。

 頑張って購入したカメラでしたが、撮影対象が当時飼っていたインコ程度しか思いつかなく、中学生のお小遣いではフィルムは購入できても現像、プリントまではお金が回らない状態になり、未現像のフィルムを10本ほど作っていつの間にか撮影しなくなりました。

 

 高校生では試験に失敗し、実家の近くの入りたかった本命高校を横目に底辺工業高校に通っていました。私立だけありバイトは自由でしたので、近くのスーパーでアルバイトを1年位やりました。当時のお小遣いが5,000円とかですから、それに比べて初給料で手に入れた約6万という金額は金銭感覚を麻痺させるのに十分な額で、たった2日で使いきったりしました。

 

 当時はカシオのあの有名なQV-10を発売した時期で、まだまだお手軽に楽しめる代物ではありませんでした。しかし3ヶ月だけ所属していたサークルの合宿で同級生がなんとQV-10を所有しており、そのお手軽さに感動したのを覚えています。ただ、カメラ熱は既に冷め切っており、他の趣味に没頭していたこと、カメラ本体その他付属品もまだまだ高く性能も低かったこともあってカメラを購入するには至りませんでした。

 

 その数年後、底辺工業高校から底辺工業大学へなんとか進学することができました(底辺にも底辺なりの苦労がある…)。サークルに入りながらも人見知りな性格が災いし一人でプラプラすることが多かったのですが、たまにあるサークルのイベントで写真を残しておきたいなぁと感じて購入したのがカシオのQV-R4です。

 このQV-R4は今でも覚えているくらいデザインが気に入ったカメラでした。使い心地もかなり快適だった記憶があります。この頃になると画素数も400万と、パソコンで鑑賞するには十分になってきており、モニターやL版での鑑賞しかしない一般人にはフィルムカメラに置き換われるほどの性能を持っていると感じていました。

 QV-R4を所有したことによって何かあれば写真を撮るようにはなりましたが、まだまだ趣味としてのめり込むほどではありませんでした。

 

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QV-R4にて